14、15時間目。新しい季節の訪れと、ある時代の終わり。

久しぶりの更新になってしまった。

札幌では冬の期間は雪が積もってしまうので2輪の教習はできなくなってしまう。雪解けを待って教習を再開するのだが、先日やっと今年初の教習に行けたので書いていく。

あ、前回の記事とこの記事のタイトルを見ていただければ分かる通り、12、13時間目の記事が見事に抜けている。単に前回書き忘れたまま冬を迎えてしまい、今回いざ書こうと思ったら何をやったのかすっかり忘れてしまっていたのである。途中まで書いた形跡を見るに、S字クランクに初挑戦したのだけど、あまり覚えていない。ので、思い切って飛ばしてしまうことにした…。人間の忘却曲線というものは年齢とともにどんどん下向きのカーブがきつくなってゆくものらしい。

14時間目

春である。今年は例年に比べて雪解けが早いような気がしていたが、教習開始は3月25日だよ!との連絡を受けてさっそく行ってきた。いつもより早めに到着するように移動して教習簿を受け取りに。

久しぶりなので教習前のルーチンもあれこれ思い出しながらもたもたと。

久しぶりなのでまずは外周から

さあ、昨年10月以来の二輪教習。まずバイクにまたがるまでのいろいろな手順やら、安全確認やら何もかも忘れていておそるおそる手探りになってしまう。いかん、かなり忘れているぞこれはw

エンジンをかけて発進、したいのだが、このへんの感覚もだいぶ狂っていてスムーズに発進できない。二速に入れるのもあれこれ考えてから左手と左足が動き出す感じでぎこちない…。これはちょっと怖いぞー、と思いながら外周をくるくる回っているうちに、少しづつ感覚が戻ってきた。

外周しながらゆらゆらと

スラロームもちゃんと練習しないとねってことで、まずは外周を走りながら左右にバイクを振る練習。4周くらいゆらゆらやったらだいぶバイクを傾ける感覚も思い出してきた。去年より下半身が安定している気がしますよー、って指導員さんに褒められたけどそんな自覚はまったくなし…w

スラロームをノーアクセルで

んで、スラロームのコーナーに赴いて、アクセル使わずにアイドリングだけでスラロームの練習を数回。これも昨年何度かやって、その後アクセル使っても練習したのだが、アクセルのタイミングとかそういうのもすっかり忘れているぞ…。大丈夫なんだろうか。

とりあえずゆらゆらしながら考えてみたけれど、考えたところでタイミングがわかるわけもなく、そのうちまた説明聞いて試行錯誤しながら掴んでいくしかないなあ。

さあ問題の一本橋

そして昨年一番苦労した一本橋。どうなってるか見てみましょう、ということでやってみるが、あえなく8mほどで撃沈。

とにかく久しぶりの運転で発進が安定していないのと、いくつかある気をつけるところをすっかり忘れていて、一つ気をつければほかが疎かになるという状態。ということもあってか「じゃあこのあとは一本橋の特訓にしちゃいましょう」ということでぐるぐるとひたすら一本橋に挑む。

結果、この時間の一本橋挑戦回数17に対して、成功回数が8回。後半に行くにしたがって成功確率が上がってきているのでいい感じではある。以前よりも揺れたときの修正が余裕を持ってできるようになってきたのと、発進さえうまく行けば最後までたどり着けるのだ、という変な自信がでてきた。

と、ここまでで14時間目を終了。この日は続けて15時間目に突入。

15時間目

さあ続けて練習していきましょうって、3月の札幌の19時ってもう暗いのよね…。気をつけて行きましょう。

三種目のおさらい

まずは周回をさらっと。昨年最後の方でやったS字クランクに加えて、8の字、一本橋の三種目を一つのルーチンにしてぐるぐる行きましょうと。

あまり苦手意識はなかったのだけど、久しぶりにS字クランク入ってみたら「えええ、こんなに狭かったっけ…」って思ってしまった。わりとすんなりこなせはしたのだけど、なんか緊張したなあ…。

これも何回も繰り返すことでだいぶ落ち着いてこなせるようになってきた。去年までの感覚を種目ごとにひとつひとつ取り戻していくのはとても楽しい。

検定コースのお試し

卒業検定のコースは3種類あって、一応指示はあるものの3つとも頭の中に入れておいたほうがいいということで、そのうちの一つをやってみましょうかと。まだやってない種目もあるので流れだけだが、検定がどういう感じで行われるのかをある程度つかめたのはよかったな。

どこで曲がってどこに入るとか、これ覚えられるのかなって感じではあったけれど、今後何度もやることで頭に入るかな。なるべく間を空けずに教習に通わねば。

そして今回の一本橋の成功確率はいかに!

今回の一本橋の挑戦回収9に対して7!

だいぶ成功確率が上がってきた感じ。もうこうなると苦手意識もかなり薄れてきて一本橋を目の前にしたときの緊張感がだいぶなくなってきて発進もスムーズに。よおし、つぎに攻略すべきはスラロームだな。がんばろう。

新しい季節の訪れとともに、一つの時代が終わった…

そしてこの時間が終わったあとに指導員さんから衝撃の一言が。

「今日で第一段階終わりにして第二段階に入りますから」

え、マジ?

あまり区切りになるような実感もないけれど、どうやら第二段階に進めるらしい。

いやしかし、最短9時間で終わるところを15時間。なかなかかかったなあというのが正直なところだ。やっぱろ50歳にもなって身体を使う新しい技術を習得しようとするのはなかなか難しいものがあるなあ。もともとの運動神経の悪さもあるんだけどさ。

はたして第二段階はどれだけオーバーすることになるだろうか。なるべくスムーズに卒検までこぎつけて、はやいとこ大型二輪に進みたい。そう、目標は大型二輪の取得なのだから。